形は機能に従う―それは、英国でデザイン革命を起こし、いまやインテリア界のレジェンダリーな存在でもあるテレンス・コンランの原点です。ビートルズがヒットチャートに登場し、ロンドンがかつてない活気に満ちていた1964年、英国で最初のライフスタイルショップ「ハビタ」を開いたコンラン。この時すでに、シンプルでモダンなものの良さや、新しいものと古いものを融合させる楽しさ、そして、優れた機能を形にしたデザインこそが美しいというフィロソフィーを確立していました。
Softie(ソフティ)は、「くつろぐ」という機能を形にしたザ・コンランショップオリジナルのソファ。「リビングが快適な空間になるかどうかの決め手はソファの心地よさ。身体と視覚の両面から得られる心地よさです」と話すテレンス・コンランが1990年代にデザインしたものを、時代にあわせて改良しています。まるで大きなピローを集めたようなデザインは、ゴロンと寝転んでも、深く腰掛けて脚をあげて座っても心地いい。とびきりアットホームなソファです。
ひとめ見ただけで、座った時の安らぎが伝わってくるその姿。Softieは、思わず座りたくなるソファと言えるでしょう。そして座るたびに、期待を上回る心地よさに包まれる―この極楽ソファが生まれた背景には、どんなヒミツがあったのでしょう。
鍵になるのは、「PLAIN、SIMPLE、USEFUL/無駄なく、シンプルで、実用的」という3つの言葉。テレンス・コンランが長年大切にしてきた、
「快適で美しい暮らしのための3つのエッセンス」です。まず「無駄なく」とは、ありのままの素材を活かし、すっきりとしたフォルムでものの魅力を鮮明にすること。では「シンプル」とは?
シンプルというと、「単純」「簡潔」「平凡」という言葉がイメージされますが、コンランの言うシンプルはちょっと違います。「部屋いっぱいにあふれる自然光ほど、私たちを良い気分にさせてくれるものはありません。シンプルとはこの光のように、自然な喜びや快適さを感じさせるものだと私は思っています」(テレンス・コンラン)
休日や休暇に出かけたときに感じる幸福感や、素肌で感じる素材の感触、安らぎや静けさの中に見出せる快適さこそが、コンランの考えるシンプル。Softieのデザインにも、こういった「シンプル」が宿っています。
もうひとつのキーワードは「実用的」。これは機能的で有能で、理にかなっていることです。家具で言うなら、ちょうどよい高さのソファや椅子、全身をしっかり支えるベッド。料理道具で言えば、機能過多で使いづらい電化製品ではなく、持ちやすくてスパッと切れる包丁。「実用的で長持ちするものを暮らしに取り入れれば、意味もなく複雑なデザインを避けられ、時を経ても色あせないものになる。そうしてつくられた住まいは、いつでも自分らしく居られて日々の疲れを癒してくれる確かな"よりどころ"となるでしょう」(テレンス・コンラン)
Softieは、大きなピローを集めたようなデザインが特徴ですが、このピロー風クッションの内部には、ウレタンとフェザーをダブルで使用。座ったときも寝そべったときも、常に体を柔らかく包み込むように考えられています。また、2018年から新しく加わった3シーターラージは、二人で座ってものびのびくつろげるサイズ。一人がけのアームチェアはコンパクトながら体をすっぽり包み込むつくり。家族や友人といっしょでも、あるいは一人でも、ゆったりと大切な時間を楽しむ"よりどころ"になるはずです。さらに、ファブリックカバーは取り外し可能。インテリアや季節に合わせて張地を変える楽しみも備えています。
「私が10歳のころ、家族は農場の古い家に暮らしていましたが、あるとき、母が離れの作業場に新しい工具セットを用意してくれた。それが、家具にどっぷりつかる人生の始まりでした。いまも私の原点は家具職人だと思っています」と語るテレンス・コンラン。工芸の学校を卒業して活躍しはじめたころは実際に自らの手で家具をつくり、その後、デザインに専念するようになってからも、身体の感覚を大切にしたものづくりをモットーとしてきました。Softieには、そんなコンランが理想とする「くつろぎ」のヒミツがふんだんに盛り込まれています。見た目にも安心感を抱かせる大きなクッション、時の流れに左右されないオーソドックスな形、どんな体勢でもゆったりくつろげる最適な弾力性...。
「私の最優先事項はいつでも、デザインの力で人々の暮らしを充実させること。そして、人々が快適な時間を過ごすための解決策を考えること。よく考え抜かれたデザインは人々を元気にし、生きがいさえも感じさせてくれるのですから」
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