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on 24-February-23
建築家や家具デザイナーとして活躍したMarcel Breuer(マルセル・ブロイヤー)により、伝統的な職人技と工業的な手法や素材を組み合わせモダンにデザインされたCesca Chair(チェスカチェア)は、ミッドセンチュリーモダンを代表する家具ブランドKnoll Studioのチェアです。
1902年にハンガリーで生まれたマルセル・ブロイヤーは、1920年にバウハウス・ヴァイマールの一期生として家具工房へ入学しました。
1925年から28年までバウハウス・デッサウで家具工房の主任を務め、「ワシリーチェア」「ラッチョテーブル」「チェスカチェア」など、自転車構造から着想を得たスチールパイプの家具を次々と生み出しました。
ブロイヤーの娘フランチェスカにちなんで「チェスカ」と名付けられた椅子は、工業的なスチールと、あたたかみのある籐張りのシートが織りなす美しいコントラストが、瞬く間にセンセーションを巻き起こし、モダニズムデザインの代表作となりました。
現在20世紀の最も重要な椅子の一つとして、ニューヨークのメトロポリタン美術館の永久収蔵品に指定されているチェスカチェアは、その彫刻のような美しさと端正な佇まいが、発表から約100年たった現在でも先鋭的なデザインとして評価され、広く親しまれています。
スチールパイプ素材ならではの特性を利用したキャンティレバーと呼ばれる片持ち構造の脚が柔軟性のある快適さを与え、ラタン素材のシートは腰掛けるとわずかにしなり弾力性のある座り心地をもたらしてくれます。スッキリとしたフォルムは、ダイニングルームに限らず、書斎やアトリエなどにも溶け込みモダンでありながら温かい空間を生み出してくれます。
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