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on 05-May-23
カブトムシをモチーフに作られた甲羅のようなシェルとエレガントな金属製の脚が特徴的な、Beetle Chair(ビートルチェア)は、2013年にデンマーク人建築家のスティーン・ガムとイタリア人建築家のエンリコ・フラテージの2人のデザインデュオGamFratesi(ガム・フラテージ)によって、それぞれのルーツであるデンマークとイタリアのクラフトマンシップや創造性へのアプローチを目指してデザインされました。
実験的なデザインの取り組みで知られているGamFratesi(ガム・フラテージ)は、昆虫など家具デザインにおいては意外なものからインスピレーションを得て、機能性とデザイン美を追求しています。このことについてガム・フラテージは、「昆虫は自然界に存在する美しい生物で、体の各要素は特定の機能を持っています。私たちは椅子においても昆虫と同じように高い機能性と美しさを合わせ持つことができるというインスピレーショを得ました。」と語っています。
薄い縫合線で区切られ、異なるパーツで構成されたシェルは、外側の殻がシェルを支えて保護するようにシームレスにつながっています。ビートルチェアのデザインは、カブトムシの体の特徴である、外側は硬く、内側は柔らかいという要素を再解釈し、快適性と機能性を提供しています。
チェアのフォルムは成形合板で作られ、シートはしなやかなレザーやベルベットなど、さまざまな仕様が用意されています。2つのパーツからなるシェルは、1つの連続した曲線で構成され、内側に巻きこむことで強度を出すと同時に背部にバネ性が生まれ、快適に体をサポートします。この美しいシルエットバランスが、機能性と快適性を考慮しながらもカブトムシの甲羅のような美しいフォルムを維持しています。
ガム・フラテージは、自然の造形から受けたインスピレーションを家具デザインに落とし込む才能を持ったデザイナーで、特に動物からのインスピレーションを求めながらコレクションを作り続けています。
例えば、コウモリの翼を模して作られたバットチェアは、アームレスト付きの包み込むようなシェルがユニークな形状で、ビートルチェアと同じくデザイン美と快適性を等しく体現したチェアです。雄牛を表現したマスキュロチェアは、重厚な背もたれと軽やかな脚のデザインによってまるで空中に浮かんでいるように見える、彫刻的で冒険心あふれるデザインです。
バットチェア
マスキュロチェア
ビートルチェアの真価はその汎用性にあります。 ダイニングチェアからラウンジチェア、ミーティングチェア、そしてアウトドアチェアまで、さまざまなバリエーションがあり、どんなシーンにも対応できる柔軟なフォルムです。
2013年の発売から常に進化を続けてきたビートルチェアは、ガム・フラテージを代表するデザインアイコンとなっています。
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