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      on 26-August-22

  • Icons at The Conran Shop: Karuselli Lounge Chair

    印象的なフォルムのカルセリラウンジチェアは、フィンランドの巨匠、Yrjö Kukkapuro(ウルヨ・クッカプロ)によってデザインされました。

    機能主義の代表的な存在であったクッカプロは、カルセリの制作において、優れた機能性と人間工学に基づいた設計、そして有機的なフォルムを融合させることで、究極の快適さを追求しました。

    身体を優しく包み込むフォルムを生み出した背景には、2つの興味深いストーリーがあります。1つは、クッカプロが雪の日に娘と外で遊び、彼女がスノーエンジェルを作る姿を見てデザインしたこと。もう1つは、泥酔して雪のなかで寝てしまったクッカプロが、雪がいかに人間の体にフィットするかに魅了され、これを家具に具現化することに運命を見いだしたというものです。

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    クッカプロは、1950年代にグラスファイバーを使ったチェアの開発を始めました。自身の身体を参考にして、数えきれない回数の試作と実験を重ねた結果、1964年、ついにカルセリ ラウンジチェアが完成。その形を生み出すまでに、実に4年の歳月が費やされました。

    グラスファイバーのシェルとたっぷりのシートパッド、しなやかなレザーの張り地で構成されたチェアは、回転させたり揺らしたり、座る人の動きに合わせて滑らかに動かすことができます。クッカプロの粘り強い取り組みによって、人間工学と新素材、新たな製造技術、さらには、芸術的なデザインを組み合わせた今までにない作品にたどり着いたのです。

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    イタリアの建築・デザイン雑誌 Domus(ドムス)の表紙にカルセリラウンジチェアを採用した、デザイナーGio Ponti(ジオ・ポンティ)は、カルセリの成功は、テレンス・コンランの推奨があったからだと述べています。
    テレンスは、カルセリラウンジチェアについて 「まるで宙に浮いたような感覚でリラックスできる、世界で最も快適な椅子だ。 カルセリに座ってウィスキーと葉巻を楽しんでいると、人生は生きる価値があると感じる」と絶賛していました。
    アメリカのファッション雑誌 Vanity Fair(ヴァニティ・フェア)の特集では、テレンスは、 ロンドンに滞在しているとき以外は、"バークシャーの小さな村、キントベリーの近くにあるバートンコートの日当たりのいい書斎で、カルセリに座ってくつろいでいる"と書いています。

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    まるで包み込まれるような快適な座り心地を実現した究極のラウンジチェアは、1965年のケルン国際見本市で発表され、 1966年にLunning Prize(ルニング賞)を受賞。MoMA(ニューヨーク近代美術館)、V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)、 ヴィトラ・デザイン・ミュージアムなど世界の主要美術館のコレクションに選定され、20世紀の名作チェアとして今なお人々を魅了し続けています。

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